AIカメラの新たな機能「視線認識機能」を開発【AIインサイト】(アビックス株式会社)

2023.06.07

AIカメラの新機能「視線認識機能」

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000017900.html

この度アビックス株式会社は、AIカメラの新機能「視線認識機能」を開発しました。
この機能を使用することで、視聴者がデジタルサイネージを見たかどうかや、画面のどの部分を見たかなど詳細な効果測定が可能となります。また、売り場・棚の中でどの商品が見られているかなども測定でき、店舗マーケティングに活用することができます。

※参考動画(AIが視線を認識してゲームをコントロールしています。)
 画面右下にご注目ください。AIが人の視線を認識しているプレビューです。

視線認識技術について

視線推定技術(アイトラッキングテクノロジー)は、⼈の視線の動きや注視点を測定し、解析する技術です。カメラ等のセンシングデバイスを使⽤して、顔の変化や⼈の⽬の動き、瞳孔の位置を検出します。これらをデータ収集し、AI学習により視線の移動や注視点を追跡し、解析することが可能になりました。

主な利用方法

「視線認識機能」によって、例えば以下のような利用方法が可能となります。

1.デジタルサイネージの広告効果測定

より詳細に、興味を持って見ていたかどうか、どのコンテンツをどのくらい注視していたかが分析できるようになります。またAIインサイトの属性分析と組み合わせることで属性データと合わせた正確な広告レポートが可能となります。

2.デジタルサイネージのターゲティング広告・配信コンテンツの切り替え

視線認識機能を使って、視聴者が実際に広告のどの部分を見ているかを把握することができます。この情報を活用して、ターゲティング広告の改善に役立てることができます。また、視聴者の興味や関心に合わせて、デジタルサイネージのコンテンツを自動的に切り替えることもできます。これによって、より興味を引くコンテンツを提供することができます。

3.小売店での商品陳列の最適化やマーケティング

視線認識機能を使って、お客様が実際にどの商品に興味を持っているかを把握し、商品の陳列方法を最適化することができます。お客様の興味を引く商品を目立たせたり、陳列の仕方を変えたりすることで、購買意欲を高めることができます。また、そのデータをもとにマーケティング調査に役立てることができます。商品の人気度や需要を把握することで、需要の変化に迅速に対応することができます。

4.小売店での接客サービスの改善

視線認識機能を使って、お客様が実際にどの商品に興味を持っているかを把握し、接客サービスの改善に役立てることができます。お客様の興味を引く商品を紹介することで、購買意欲を高めることができます。また、売り場に設置したデジタルサイネージと組み合わせることで、見た商品に合わせてリアルタイムに映像を自動で切替え、その商品を訴求する動画を流す、ジャストタイムプロモーションが可能になります。

視線認識機能は、視認距離がAIカメラから2メートル程度の範囲であれば分析可能ですが、それ以降は顔の向きを判定することでおおよその分析ができます。
現在は参考動画の通り、目線を認識して画面カーソルを動かし、ゲームとして実装されていますが、今後はアビックス株式会社のAIソリューション、「AIインサイト」のオプション機能として、リリースする予定です。

アビックス株式会社は、店舗マーケティングやデジタルサイネージの効果測定に特化したAIソリューションの提供に注力しています。今回の視線認識機能の開発により、さらに高度な分析が可能となり、お客様のビジネス課題解決に貢献していくことを目指しています。