導入前に知っておこう!デジタルサイネージのメンテナンスについて

公開日 :2020/03/30 | 最終更新日 :2020/07/30

情報発信の新しいメディアとして、「デジタルサイネージ」は多くの企業や団体から注目されています。導入を検討している場合は、あらかじめメンテナンスなどの導入後の運用について、きちんと考えておくことが肝心です。この記事ではデジタルサイネージのメンテナンスや、導入前に考えておくべき運用のポイントについて説明します。

目次

    導入前に考慮しよう!デジタルサイネージ運用開始後にすべきこと

    デジタルサイネージはただ導入すれば終わりというわけではありません。運用前に、きちんと導入後にすべきことを把握しておくことが大切です。デジタルサイネージ運用開始後にすべきこととは何か、見ていきましょう。

    コンテンツ更新

    デジタルサイネージ運用開始後は、「コンテンツ更新」をしっかりと行うことが大切です。デジタルサイネージは「コンテンツの差し替えが簡単」「リアルタイム配信が行える」ことなどが、主なメリットとして挙げられます。ただし、これらはあくまでもコンテンツを効果的に運用できたうえでのメリットです。ただデジタルサイネージを設置しただけで、十分な効果を得られる訳ではありません。十分な効果を得るためには、魅力的なコンテンツの作成や更新を続けていく必要があります。

    特に、「SNSで話題」「本日のおすすめ」「タイムセール」というような、旬の情報コンテンツを配信したい場合は、リアルタイム性が求められます。速やかにコンテンツの作成や更新ができるよう、体制を整えておく必要があるでしょう。こうしたコンテンツの作成や更新の運用をどのように行うのか、考えを固めておくことが重要です。自社の社員でまかなうのか、それともプロに外注するのか、導入前に考えておきましょう。

    メンテナンス

    デジタルサイネージの運用において、「メンテナンス」は欠かせないものです。長く活用するためには、導入後にしっかりとメンテナンスを行う必要があります。デジタルサイネージは商品によって、耐用年数が変わってきます。なかには2年程度で使い捨てることを想定した、安いモデルも存在するのです。しかし、導入するためのコストや手間などを考えると、できる限り「1台を長く利用したい」と考えるのが一般的です。安価なモデルであっても、ユーザーが清掃したり専門業者によるメンテナンスを適宜実施したりすることで、より長く使うことができます。本来の力を発揮し、商品を長持ちさせたいのであれば、定期的なメンテナンスを行うことが求められます。

    なお、どのようなメンテナンスがどの頻度で必要になるかは、デジタルサイネージの機種や設置場所によっても変わってきます。そのため、メンテナンスについて導入前に購入元へ確認しておくことがおすすめです。

    デジタルサイネージはどれくらい丈夫なのか

    デジタルサイネージの導入を考えるときに、気になる人も多いのが「耐久性」です。デジタルサイネージは、どのくらい丈夫なのでしょうか。耐久性について見ていきましょう。

    耐用年数はどれくらい?

    デジタルサイネージには寿命があります。基本的には寿命が近づくと画面の明るさが落ちてきて、視認性が悪い状態になっていきます。特に、室内では気にならなくても、屋外などの明るい場所での視認性が落ちてしまうケースが多くみられます。法定耐用年数は、スタンドアローン型で「3年程度」です。ただ、実際の設計では、その倍近い期間は使えるようになっているともいわれています。ネットワーク型はスタンドアローン型と比べると、寿命が長い傾向にあります。24時間フル稼働させた場合でも、「5年程度」は持つといわれています。

    デジタルサイネージに備わっていると長持ちする機能

    デジタルサイネージと一口にいっても、商品によって耐久性は大きく異なります。なかには、「防水」「防塵」などに対応している耐久性の高いモデルもあります。それ以外にも「衝撃」に強いモデルもあり、このようなものはさらに長持ちすることが期待できるでしょう。設置場所を考慮したうえで、機能を比較しつつ目的に合うものを選ぶことがおすすめです。

    また、デジタルサイネージを長く使うためには、「屋内用・屋外用それぞれの用途に合わせた使い方」をすることが肝心です。屋内用のデジタルサイネージを屋外で使った場合、直射日光や雨による水没などの環境に耐えられない場合があります。すると、故障などを招き、活用できる期間が短くなるおそれがあるため、指定された環境以外では使わないようにしましょう。導入するものが屋内用・屋外用のどちらなのかを、よく確認することが大切です。

    購入の際にチェック!保証とメンテナンスサービス

    デジタルサイネージを長く安全に運用するためには、購入前にいくつかのポイントを確認することが重要です。購入時のチェックポイントについて、詳しく見ていきましょう。

    保証をチェック

    デジタルサイネージを購入するときは、「保証期間とその内容」についてチェックすることが肝要です。あわせて、保証の対象外となる行為も確認しておくと良いでしょう。具体的には、「加工や改造によって生じた損害」や「誤使用によるもの」は、保証の対象外となっている場合が多くなっています。きちんと保証してもらえるよう、日頃から扱い方には細心の注意を払いましょう。なかには、保証プランが何通りか用意されているケースもあります。有償で内容を追加できるものや期間を延長できるものもあり、コストと天秤にかけて判断することがおすすめです。

    メンテナンスサービスの対象地域をチェック

    購入時に見落としがちなのが、「メンテナンスサービスの対象地域」です。自社の地域がメンテナンスの対象地域かどうか、しっかりと確認しましょう。地域によっては、トラブル解消のための駆けつけるのに時間がかかることもあります。さらに、メンテナンスの「対応窓口の営業時間」もチェックしておきましょう。窓口の営業時間が短かったり、特定の曜日だけに限られていたりする場合、トラブルの解決までに時間がかかる可能性があります。導入後に後悔しないためにも、対象地域と窓口の営業時間についてあらかじめ確認しておくことが大切です。

    デジタルサイネージの導入に失敗しないその他の判断基準

    せっかくデジタルサイネージを導入するのだから、失敗は避けたいと考えるのは当然のことといえます。保証やメンテナンス以外に、デジタルサイネージを選ぶときはどのような点を意識すれば良いのでしょうか。デジタルサイネージ選びで必要な判断基準について、確認していきましょう。

    導入目的や設置場所に適したものを選ぶ

    導入を成功させるためには、「目的や設置場所に適したものを選ぶ」ことがポイントとなります。デジタルサイネージを取り入れて何を実現させたいのか、さらにどこに設置するのかという、想定に合うものを選びましょう。さらに、ディスプレイの種類やサイズ、解像度なども慎重に選ぶことが肝心です。目的に合わないディスプレイを選んでしまうと、十分な効果を得られない可能性が高くなります。

    また、ディスプレイの大きさ・重さ・設置方法、それを設置する場所にも、意識を向けましょう。万が一、ディスプレイが大きかったり重かったりした場合に、設置方法を誤ると、思わぬ事故を招く危険性があります。設置前に事故のリスクについて、よく確認を行いましょう。

    ディスプレイ以外のものも運用を考えて選ぶ

    デジタルサイネージを実際に運用するとなると、ディスプレイ以外のものも必要になってきます。例えば、「筐体」や「STB」などが必要です。これらは「運用やメンテナンスのしやすさ」を考慮したうえで選ぶと良いでしょう。

    品質とメンテナンスサービスを重視するなら

    デジタルサイネージの導入にあたり、「高品質なものを使いたい」「アフターケアの体制が整っているところに依頼したい」という人もいるでしょう。このような場合は、ぜひ一度弊社へご相談することをおすすめいたします。弊社のメンテナンス地域は日本全国に対応しており、製品保証期間は3年間(※一部製品を除く)ございます。
    さらに、メンテナンス対応窓口は年中無休となっています。専門スタッフがユーザーのシステムにリモート接続し、システムの正常性確認を行います。
    こうした充実したサポート体制により、トラブルが起きたときにも迅速な復旧を見込めることができます。ぜひ一度、ご相談ください。