SNS用の動画コンテンツの作り方

公開日 :2021/06/11 | 最終更新日 :2021/06/28

自社のPRをするために動画で広告・宣伝することが増えてきました。近年急速にSNSの利用者が拡大していることやYouTubeなど動画配信プラットフォームで誰でも簡単に動画を投稿することができるようになったことで、動画でPRする敷居が下がってきています。今回は、動画をより効果的に活用するために押さえておかなければならないポイントをご紹介いたします。

目次

    動画コンテンツを制作するメリット・デメリット

    メリット1:伝達する情報量が多い

    動画コンテンツは静止画と違い、「音声」「動き」「時間軸」という要素があります。
    また情報の伝達を表す例として、文字情報を1とした場合、静止画は文字の7倍、動画は文字情報の5,000倍の情報があると言われています。
    単に文字だけ、画像だけを掲載するよりも視覚的に多くの情報を瞬時にユーザーに届けることができるので、静止画よりも動画の方が効率的に情報を伝達する力を持っています。

    出典:UPGRADE「動画は多くを物語る。静止画との情報量の違いに迫ってみた」

    メリット2:印象に残りやすい

    動画は時間軸を伴う動きのあるコンテンツです。人間の本能として動きのあるものに注意を引きやすいので、動画についても臨場感やシズル感、雰囲気などの視覚的な演出を人間の五感に訴えかけるような感覚的なものを表現するフォーマットとして動画は適しています。
    アメリカ国立訓練研究所による「ラーニングピラミッド」という理論で提唱されている人の学習定着率について、と動画(オーディオビジュアル)を視聴した場合の記憶の定着率は記事コンテンツの2倍高いと言われています。

    メリット3:反応・分析がしやすい

    SNSの場合、掲載後のユーザーのリアクション、視聴者層だけではなく、投稿のクリック率どの時点でユーザーが離れていったのかなどの離脱ポイントを時間軸で確認することができます。そのため分析の結果を踏まえて次回の動画コンテンツ制作の際にどこを気をつければ良いか戦略を立てやすくなり、回を重ねるごとに質の高い動画を作れるようになってきます。

    デメリット:手間とコストがかかる

    動画を利用する事で、多くの情報を伝える事が出来ます。
    しかし、情報を盛り込む分、機材、撮影、編集など手間や費用が多く掛かります。

    動画コンテンツを作る際のポイント

    どんな目的で動画を作成するか(目的の明確化)

    動画コンテンツを制作するにあたって、どんな目的でどのようなターゲットにどのように行動してもらいたいか、制作する目的を明確にしておく必要があります。目的を明確にしておかないと、多くの費用をかけたとしても、「かっこいいも動画だったね。でも狙いとは違った。」などという形になってしまいます。そのために動画を制作する目的を明確にする必要があります。認知が目的の場合は、どんなブランドや製品かをわかりやすく親しみを覚えてもらうことが目標になりますし、購買につなげることが目的の場合は、視聴者の疑問や悩みを解決できることを動画で伝え自社サイトに誘導し商品を買ってもらうことが目標になります。

    配信媒体の特性に合わせた動画作りが必要

    制作する動画をどこで配信するかで動画の作り方は変わってきます。特にスマートフォンの登場によって視聴される端末はほとんどがスマートフォン(モバイル端末)からに変わってきています。
    また、動画配信プラットフォームによっても動画に対する特性が変わってきます。

    Facebook

    実名登録しつながりのある人との交流、コミュニティの場として利用されるSNSで全世界で月間アクティブユーザー数が28億人と全世界のSNSの中でずば抜けているユーザー数を誇るSNSです。実名性であることからビジネスで利用される方も多く、繋がっているリアルな人間関係がSNSに反映される傾向にあり、他のSNSと比較してもフォーマルな印象です。日本国内では主に30代後半〜40代以上のユーザーがアクティブに利用しています。投稿コンテンツの自由度が高いのが特徴で、動画に加えて、メッセージ性の強い長文を組み合わせて投稿することもできます。また、投稿インサイトの機能が充実しており、投稿コンテンツの詳細な分析やターゲティング制度に優れています。

    <コンテンツサンプル>
    横浜タウンビジョン(グルメ系動画)
    https://www.facebook.com/1487818778192252/videos/2575998879347347
    横浜タウンビジョン(街歩き動画)
    https://www.facebook.com/1487818778192252/videos/795213947730534
    横浜タウンビジョン(みなとみらいBMW様動画制作PR記事)
    https://www.facebook.com/yokohamatownvision/posts/2522454511395335

    instagram

    画像や動画などビジュアル重視のSNSです。「インスタ映え」という言葉で表現されるように、Instagramでは投稿コンテンツの一貫性のある独自の世界観を作り出していくことが大事な要素になってきます。そのため興味をどのように惹きつけるか、デザイン力が重要です。FacebookやTwitterとは違い、投稿をシェアする機能が備わっていないため、拡散するメディアではないが、トレンドを意識したコンテンツやハッシュタグ検索からの流入が見込めます。
    また国内の月間アクティブユーザー3,300万人で半数が10代〜20代を占めており、女性ユーザーが多いのが特徴です。

    <コンテンツサンプル>
    神奈川ハッピータウン
    https://www.instagram.com/kanagawahappy/?hl=ja
    横浜タウンビジョン
    https://www.instagram.com/yokohama_tv/?hl=ja

    Twitter

    「拡散性」「リアルタイム性」が強みのSNSです。面白いと思った投稿や気になる投稿をリツイートすることで、自信のフォロワーにも情報が伝わるので、二次的、三次的な広がりが期待できるメディアです。Twitterでの投稿に適した動画の再生時間は10〜15秒程度と短いものが多く、簡潔で印象的な動画が向いています。またトレンドに合わせハッシュタグをつけた動画投稿を行うことで、拡散されやすい傾向にあります。一方で拡散されやすいが故に、炎上もしやすい側面を持っているので、動画をどのように見せるか細心の注意を払うことも大事になってきます。

    <コンテンツサンプル>
    神奈川ハッピータウン
    https://twitter.com/kanahappytown/status/1394825623625863168?s=21
    神奈川ハッピータウン
    https://twitter.com/kanahappytown/status/1338780589768392704?s=21

    YouTube

    YouTubeは世界中で親しまれている動画配信プラットフォームで利用者層も幅広く男性女性問わず10代から60代まで幅広い年齢層がYouTubeを利用しています。料理やファッション、コスメなど、身近な話題を扱う動画が多く、気軽に見やすいのも特徴です。またGoogleについで、2番目に大きい検索エンジンのため、制作した動画コンテンツに対して検索結果に動画が表示されるキーワードなど適切なSEO対策を行うことで動画が検索から再生されることが見込めます。

    <コンテンツサンプル>
    神奈川ハッピータウン
    「【桜木町・みなとみらいグルメ】高橋しよはが紹介する桜木町・みなとみらいエリアの美味しいお店!話題のお店!」

    城間タウンビジョン動画制作(メイクマン)
    https://www.facebook.com/GusukumaTownVision/posts/2436938886449950
    タウンビジョンコンテンツ(エイサー練習風景を取材!)
    https://youtu.be/UMip2Hj7Qso

    最初の5秒で勝負が決まる

    動画コンテンツが最後まで見てもらえるかどうかは、動画最初の導入部分が一番大事と言っても過言ではありません。動画を視聴する人の視点に立って考えてみましょう。例えば、YouTubeの動画広告も、そこで配信される広告がユーザーに興味のあるもの、時間を費やす価値があるもの、自分にとって直接的に関心があるものではない限り、5秒後にスキップされてしまいます。動画コンテンツも同様です。つまり最初の5秒でユーザーの心を掴む必要があります。そのためには結論となるメッセージを先に伝えることや、ユーザーにとってどんなメリットがあるかかを最初の5秒でいかに視聴者の心を掴めるかが重要になってきます。

    SNS・デジタルサイネージの動画コンテンツの制作ならデジタルプロモーションへ

    明確な目的を持ち、効果のある動画コンテンツを作るには、動画制作の経験がないと難しく、大変に感じることが多いと思います。
    デジタルプロモーション株式会社では、SNSやデジタルサイネージへの配信に合わせた動画コンテンツや広告動画の制作を行なっております。

    また、デジタルサイネージとSNSを連動させた地域メディア「タウンビジョン」への動画投稿が可能です。タウンビジョンは、デジタルサイネージ設置箇所を起点に近隣の地域情報を取材・編集し情報をデジタルサイネージとSNSに掲載し続けているので、近隣住民にお住まいの方が多く集まるメディアです。取材範囲とユーザーの居住エリアがマッチしていること、居住者の当事者性の高い情報を配信していることで、媒体視聴・記事反応率の高いが高いというのが特徴なので、自社のSNSでは届かなかった潜在的なユーザーの方々に情報を届けることができます。
    お気軽にご相談ください。

    SNSやデジタルサイネージ用動画コンテンツの制作・ご相談

     
     

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