インバウンド増加に伴う、災害対策サイネージとは
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目次
増えるインバウンド(訪日外国人)、止まない災害
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JNTOの推計によると、2019年7月の訪日外国人の数は2,991,200人、前年同月比5.6%増。7月として過去最高となり、インバウンド市場全体は未だ順調に成長しています。日本政府の目標として、2020年に4000万人の外国人の訪日を目指しています。
さらに、今月開幕するラグビーワールドカップ、来年開催される東京オリンピックなど、これから1年は大幅に訪日外国人が増加し、駅や空港、競技場、ホテル等を多くの方が利用することが予想されます。
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最近では、9月8日に台風15号が関東を直撃し、成田空港ではおよそ1.4万人の方が足止めをされ、バスや列車に並ぶ人の列が交錯するなど多くの混乱も発生しました。自然災害が傾向にある現在の日本において、災害時のインバウンド対策は急務と言えるのではないでしょうか。
消防庁による避難誘導ガイドライン
消防庁でも、「外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン」「外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン」をホームページ上で公開しており、その中でデジタルサイネージを使った避難誘導等の多言語化・文字等による視覚化を打ち出しております。また、デジタルサイネージでの望ましい表示方法など、文字の大きさやフォントまで細かく詳細に例示されており、コンテンツ制作者も一度目を通すべき指針となっています。
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これからの災害対策、デジタルサイネージにできること
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弊社では、2013年に製品化したLED電光掲示板「DPS-150」に、NTT ドコモ様が提供する「エリアメール」のモジュールを採用し、「緊急地震速報」などをリアルタイムに知らせることができる機能などを搭載してきました。
※最近では電光掲示板に限らず、弊社の大型LEDビジョンでも緊急地震速報を受信して、リアルタイムに地震情報を表示する機能をオプションで組み込むこともございます。
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さらに、増加するインバウンド対策に伴って、「DPS150」では15ヶ国語(英語・韓国語・中国語(繁体、簡体)・フランス語・ドイツ語・インドネシア語、スペイン語・ロシア語・ベトナム語・マレー語・タイ語・ポルトガル語・アラビア語・イタリア語)の入力に対応しております。
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電光掲示板を使って案内を行えば、仮に警備員の外国語がカタコトでも、外国人来訪者をスムーズに誘導することができるでしょう。