デジタルサイネージはどこから購入する?メーカーや販売会社の選び方

公開日 :2019/07/20 | 最終更新日 :2021/12/02

企業や団体における情報発信メディアとして、「デジタルサイネージ」は普及が進んでいます。ただ、デジタルサイネージを販売しているメーカーや会社は数多くあり、「どこから購入するべきかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。この記事では、デジタルサイネージの導入を検討している企業に向けて、購入先の選び方について説明します。

目次

    どのようなデジタルサイネージが欲しいのか決める

    デジタルサイネージを導入するうえで、重要になるのが「条件の洗い出し」です。まずは、どのようなデジタルサイネージが欲しいのか、ある程度考えをまとめておく必要があります。きちんと条件を洗い出すことで、専門業者選びの指標にできるのです。導入前に考えておきたいポイントについて、チェックしていきましょう。

    設置場所

    あらかじめ考えておくべきポイントには「設置場所」が挙げられます。どのような設置場所を想定しているのか、明確にしておきましょう。その際、屋内と屋外のどちらに置くのか、またディスプレイのサイズはどのくらいを希望しているのか、考えておくことが肝心です。屋外用のほとんどは防水性に優れており、ホコリや汚れにも強いものが多い傾向です。一方、屋内用は防水などの機能が備わっていないものも多く、そのぶん価格が安い傾向にあります。ディスプレイのサイズは適切なものを選ばないと、せっかく設置しても十分な効果を発揮できないため、要注意です。たとえば、商品棚に設置する場合に、サイズの大きなデジタルサイネージを選んでしまうと、商品棚が隠れて見えにくくなるおそれがあるでしょう。

    また、デジタルサイネージには「壁掛け型」や「スタンド型」などの種類があります。壁掛け型は比較的高い場所にも設置できることが特徴です。スタンド型はスタンドを利用するため、設置場所の移動が楽に行えるという特徴があります。これらのポイントはサイネージ選びを行ううえで、非常に重要です。何を目的としていて、どのくらいの面積を用意できるのかなど、設置場所に関する情報をしっかりとまとめておきましょう。

    デジタルサイネージの種類

    デジタルサイネージの「種類」も考慮すべきポイントの一つです。デジタルサイネージにはコンテンツ配信を行う「スタンドアローン型」と「ネットワーク型」、さらにタッチパネルでユーザーが操作できる「インタラクティブ型」などの種類があります。それぞれ特徴が異なるため、内容を確認して目的に合うものを選びましょう。

    スタンドアローン型
    ネットワーク型

    「スタンドアローン型」はオフラインで使用するタイプです。USBなどを介して、ネットワークにつながずにコンテンツ配信を行うことができます。比較的安価で、操作が簡単な型として人気を集めています。

    ネットワーク型は、ネットワークにつないでコンテンツ配信を行うタイプです。コンテンツの差し替えが容易で、ひんぱんに配信内容を変更したい場合などにも向いています。また、複数台管理が可能で、いくつかの店舗への導入を検討している場合にもおすすめです。

    インタラクティブ型は、使用するユーザーの操作によって表示内容が変わるタイプです。観光案内や自販機などで多く活用されており、ユーザーとコミュニケーションを図れることが大きな特徴として挙げられます。ディスプレイの機能としてはタッチパネルに対応する必要があり、そのぶん費用は高額な傾向にあります。

    デジタルサイネージの提供会社を選ぶ観点

    デジタルサイネージの提供会社を選ぶ際は、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。チェックしておくべきポイントには、以下のようなものが挙げられます。

    実績や強み

    提供会社を選ぶ際は、「実績や強み」についてチェックしておくことが肝心です。各会社によって、これまでの実績や強みは大きく異なります。

    たとえば、街頭ビジョンのような大型のものの実績が多い会社もあれば、店舗へ小型のものを提供した実績が多い会社もあります。なかには、個性的なデジタルサイネージを扱う会社もあるでしょう。これまでにどのような導入実績があり、強みは何か、しっかりとチェックすることがポイントです。各会社の特徴を比較し、自社にマッチするかどうか慎重に判断しましょう。

    デジタルサイネージ本体の販売以外のサービス

    デジタルサイネージを導入する際は、「販売以外のサービス内容」もチェックしておくことがおすすめです。本体の販売以外にも、会社によっては別途サービスを提供していることがあります。具体的には、動画制作までワンストップで行っている会社や、マーケティングや空間演出まで専門的にサポートしてくれる会社などです。このようなサービスは別途料金が発生しますが、一社にまとめて依頼すると手間がかからず、安心感も得やすいというメリットがあります。自社が必要とするサービスを提供している会社かどうか、またコスト面に問題はないか、確認しておくと良いでしょう。

    コストパフォーマンス

    導入を検討する際は、「コストパフォーマンス」の観点も意識することが重要です。導入費用は安いに越したことはありません。ただ、品質との兼ね合いや、運用費用についても考慮しておくことが重要になります。いくら安くても、品質が悪いと耐久性が低く、長持ちしない場合があるため要注意です。また、デジタルサイネージを運用するには、さまざまな費用がかかります。具体的な費用としては、電気代や保守サポート代など。さらに、コンテンツの制作を外注する場合は、そのぶんの費用がかかります。導入費用の安さだけではなく、品質の高さや運用時の費用、かかる手間などについても考慮しましょう。

    アフターサポート

    デジタルサイネージは本体を購入すれば終わりというわけではなく、その後の運用をスムーズに行えるかどうかが重要になります。そのため、「アフターサポート」が充実している会社を選ぶことが肝心です。導入後、運用を続けていくうちに、何らかの故障や不具合が生じることもあるでしょう。このようなときに、知識のない素人が自力で解決することは至難の業といえます。このようなトラブル発生時にすぐ対処してもらえるところや、保証や保守メンテナンスが手厚いところを選ぶと安心です。メンテナンスは全国で行っているのかということや、できるだけ早く問題を解決するための体制は整っているのかなど、サポート内容についてチェックしておきましょう。

    デジタルサイネージを依頼する時のポイント

    デジタルサイネージを会社に依頼するときは、「何をしたいのか」という目的を洗い出し、明確に伝えることが求められます。なぜなら、目的があいまいだと、見積もりにブレが生じるおそれがあるためです。想定している設置場所や運用方法について、しっかりと考えを伝えることを心がけましょう。また、相見積もりをとり、各会社のコストパフォーマンスを比較することも大切です。しっかりと比較を行うことが、自社に合う会社を選ぶためのポイントとなります。

    デジタルサイネージの導入手順

    要件や会社によって差はあるものの、一般的なデジタルサイネージの導入手順は、以下のようになります。

    まずは依頼したい会社を探し、「問い合わせと相談」を行います。どのようなデジタルサイネージを導入するべきか、またどの程度の費用がかかるのかなど、プロの視点から提案してもらいましょう。内容に納得できたら発注を行い、「設置工事」に移ります。要望によっては、設置工事を行う前にソフトやネットワークの選定・設定などを行うケースもあります。無事に工事が終わり、設置が完了すれば「操作方法」に関するレクチャーを受けて、運用開始という流れです。導入後は運用を行いつつ、適宜メンテナンスを行いましょう。

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    6.映像コンテンツ(訴求ポイントの整理)
    7.フォント選び(文字の視認性)
    8.画面比率
    9.「風景化」 させない (運営が重要)
    10.排熱・塩害対策
    11.メンテナンス

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