デジタルサイネージ・LEDビジョン上海展示会 最新レポート
先日、中国上海にて開催されたLEDビジョンの展示会を見学してまいりました。
中国国内のLEDビジョンメーカーが多く集まり、さまざまな形状のLEDビジョンを展示してあります。
目次
シースルービジョン(透過式LEDビジョン)が中心
その中でも、透過式のLEDビジョンであるシースルービジョンを多くのメーカーが展示しており、来場者へ積極的に営業活動を行っている状況でした。現地スタッフにお話を聞いたところ、現在中国国内だけではなく世界のトレンドとして、シースルービジョンが多くのマーケットにて採用されているとの事で、特にガラス面を多く持つ建物については、差別化を求めるお客様から通常のLEDビジョンではなくシースルービジョンのニーズが高まっているようです。
シースルービジョンは、通常のLEDビジョンとは違い、盤面を透過させる事で、ビジョンの裏側の背景も見える仕様となります。まだ日本国内においては、設置例が少ないのですが、ガラス張りのビルに入るテナント様などからは、『外光を取り入れたい』や『店内から外が見えるようにしたい』などの要望は以前からあり、通常のLEDビジョンではガラス面を塞いでしまう為、お客様のニーズには応えられません。そこで弊社では、そういったニーズにお応え出来るよう、シースルービジョン(製品名GLASS VISION)シースルービジョン(製品名GLASS VISION)の販売を開始し、イオンタウン様をはじめ、アミューズメント業界などでご採用頂いております。
より高精細(0.8mmピッチ)が登場
一方、通常のLEDビジョンはどうかというと、ピッチ数(LEDランプ間の幅)がどんどん高精細化している事です。日本屋内での常設タイプでは、2.5mmから4mmピッチ程度の仕様が一番多いと思われます。今回展示されていた製品の多くは、1.5mmを中心とした高精細タイプとなり、もっとも細かいものは0.8mmという製品もあります。至近距離でも映像がしっかり確認出来る事から、液晶モニターと比較しても遜色ありません。まだ日本のマーケットにおいては採用されるケースは少ないですが、今後、4Kや8Kの映像を放映する機会も増えてくる中、そういった場面においてもLEDビジョンが活躍していくでしょう。
前回の記事でもご案内しましたが、屋外へのLEDビジョン設置が規制により厳しくなる中、LEDビジョンをガラスの内側より外に向けた設置方法が注目をあびており、海外では既に多くの業態で採用し、販促を行っております。最近、日本でも多くのお客様が検討されており、都内を中心に設置例が増えております。
ガラス面への設置をご希望される際は、是非透過式のシースルービジョン(GLASS VISION)もご検討頂きますよう宜しくお願い申し上げます。