屋外でデジタルサイネージを使いたい!種類や選び方のコツを紹介

2019.06.20

液晶ディスプレイやLEDを用いた映像表示装置などのデジタル映像機器を使い情報を発信するシステムとして注目を集めているデジタルサイネージ。駅や空港などでデジタルサイネージの広告を見かけ、自社でもぜひ使ってみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。本記事では、屋外でデジタルサイネージを活用したいと考えているけど、何を選んだらよいかわからない方へ、屋外用の種類や選び方のポイントを説明します。

目次

屋外でのデジタルサイネージ利用におすすめのシーン

屋外にデジタルサイネージを設置する場合、どんな使い方が可能なのでしょうか。おすすめのシーンを紹介します。

広告看板に

まずは、駅構内や街頭、店頭などで広告として活用する方法です。映像で表現できるため、見た目のインパクトが高く、多くの人の注目を集めることができます。また、チラシやポスターなどの紙媒体や静止画と比べ、多くの情報を伝えられます。リアルタイム更新も可能です。たとえば、家電量販店やショッピングモール内に設置する際などに、セール情報や本日のイチオシ商品などの最新情報を発信することもできます。

情報発信に

次に、公共交通機関や街角の案内版として利用されるケースがあります。自治体によっては、災害時の情報提供を行う目的でデジタルサイネージを設置しています。案内板としては、屋外イベントや住宅展示場、医療機関などに導入されることが多く、タッチパネル式でユーザーが自分で見たい情報に切り替えられるタイプも増えています。多言語に対応したタッチパネル式のデジタルサイネージは、ホテルを利用する外国人旅行客のサポートツールとしても便利です。

デジタルサイネージのメリット

看板やポスターなど、従来のやり方も含め、商品やサービスをアピールする方法はいくつもあります。ここでは、その中でもあえてデジタルサイネージを利用するメリットを紹介します。

目を引ける

映像で訴求でき、音声や音楽も加えられるので、静止画である看板やポスターより目を引くことができます。また、デジタルサイネージには高画質の映像を流せるので、同じ情報でもより魅力的にアピールすることが可能です。訴求力が高ければ、たとえ数秒の時間であっても、偶然広告を目にした人に強い印象を残すことができるでしょう。高画質な映像を使ったアピールは、商品やサービスのブランディングにも効果的です。加えて、広告である以上、どんな環境下でも目立たなくては意味がありません。看板やポスターの場合は、角度によっては太陽光の反射で見えづらい場合があります。しかし、LEDビジョンを用いたデジタルサイネージであれば、昼間の太陽光の下でもはっきりと視認できます。

届けられる情報量が多い

動画にすることで、静止画よりも届けられる情報量を増やすことができます。文章や静止画だけでは伝わりにくいメッセージを直感的に訴求でき、制作側の思いや熱量なども伝えられます。また、ポスターのように情報が固定化されないのもデジタルサイネージの利点です。さまざまな映像を組み込めるので、ポスター1枚分の大きさしかない場所でも、数秒ごとに情報を切り替えるなどして、複数の商品やサービスを宣伝できます。つまり、省スペースで多くの情報を届けられるのです。

手間がかからない

デジタルサイネージは、ポスターのように雨風による劣化の心配もなく、貼り換えの手間もかかりません。また、時間帯や天候などによって、掲示内容を変えたい場合にも、コンテンツの差し替えによってすぐに対応できます。広告する側のニーズに合わせて情報をすぐに更新できる使い勝手の良さは大きなメリット。最新の情報をリアルタイムで訴求できるのもデジタルサイネージの魅力です。たとえば、タイムセールのお知らせや個数限定の商品を販売したいと思っても、ポスターやのぼりだと準備に手間がかかってしまいどうしてもタイムラグが発生してしまいます。その点、デジタルサイネージを使えば、残り時間や在庫の状況をタイムリーに反映できます。

屋外用デジタルサイネージの種類

ここからは、屋外にデジタルサイネージを設置する際、検討候補に挙がるデジタルサイネージの種類について説明します。

設置タイプ

デジタルサイネージは、交通機関や商業施設など、さまざまな場所で利用されており、設置タイプにも複数パターンがあります。たとえば、柱のような自立スタンドタイプや壁掛けタイプ、看板のような移動しやすいタイプなどさまざまです。大きさについても、商業ビルの壁面に設置するほど巨大なものからテレビ程度の大きさ、タブレットサイズまでとバリエーションが豊富です。形についても、縦長のものから横長のものまで自由に設計できます。そのため、どこに設置したいのか、常設するのか、移動させる予定はあるのかなど、想定される運用方法をもとに最適なものを選びましょう。

ディスプレイの種類

設置する場所に、もっとも映えるディスプレイを選ぶことも大切です。ディスプレイの見えやすさは、明るさ(輝度)と設置場所との相性によって決まります。たとえば、太陽光が眩しい屋外では、それに負けないだけの高い輝度が必要です。ディスプレイの選択肢は大きく分けて、液晶ディスプレイかLEDディスプレイかの2種類があります。LEDディスプレイの方が、輝度は圧倒的に高く、昼間でもはっきり見えます。離れた場所からでもよく見えるため、看板として設置する場合など、見る人との距離が遠いのであれば、LEDディスプレイを選ぶほうがいいでしょう。一方、店舗内や駅構内に設置するときなど、至近距離で鮮明に見せたい場合に適しているのは液晶ディスプレイです。

コンテンツ配信方法の種類

コンテンツ配信方法については、次の2種類があります。まず、USBなどのメディアにあらかじめコンテンツを入れておき、デジタルサイネージにそれを差し込んで再生する「スタンドアローン型」です。もう1つは、インターネットにつなぐ「ネットワーク型」。スタンドアローン型のほうが、運用方法がシンプルでコストも安く済みます。ネットワークを介さないので、情報漏洩のリスクもありません。しかし、コンテンツのアップデートには手間がかかります。ネットワーク型では、同時に複数台を遠隔操作でき、コンテンツの差し替えもタイムリーに行えます。デメリットは、スタンドアローン型と比べて、導入コストが高くなることとセキュリティ面で注意が必要なことです。

設置環境に合わせて判断しよう

デジタルサイネージを「どこに設置するか」は、先述した設置タイプやディスプレイの種類も含め、非常に重要になります。設置場所によっては、耐候性などの観点から、防水・防熱・衝撃耐性なども考慮せねばなりません。特に、屋外に設置する場合には、十分なチェックが必要です。「この場所に置く場合、何に対してどれくらい耐性が必要か?」ということに悩む場合は、専門業者に相談しましょう。

メンテナンスや保証も重視しよう

デジタルサイネージを長持ちさせるうえでは、保証やメンテナンスがしっかりしているところを選ばなくてはなりません。故障や不具合の際に、デジタルサイネージを自分で修理するのは難しいでしょう。間違ったメンテンナンスによって、高額なデジタルサイネージが壊れてしまう恐れもあります。機械である以上、購入したばかりのものでも、急に不具合が起きる可能性はゼロではありません。購入した業者において、迅速に修理する体制が整っていれば安心です。アフターサービスも含めて、信頼できる業者を選定しましょう。