デジタルサイネージのSTB(セットトップボックス)の役割とメリットについて解説
駅、公共施設、病院などで多く見かける電光掲示板「デジタルサイネージ」。デジタルサイネージを使用するには、STBの設置が必要となる場合があります。デジタルサイネージの導入を検討しているのであれば、STBの仕様について詳しくなっておいたほうがよいでしょう。本記事ではSTBのことを知りたい人に対して詳しい説明を行うとともに、STB以外に必要なものについても紹介していきます。
目次
デジタルサイネージのSTB(セットトップボックス)について
まずは、デジタルサイネージのSTB(セットトップボックス)の概要について説明していきます。
そもそもSTB(セットトップボックス)とは? STBとはセットトップボックスの略称です。テレビに設置し、インターネットやケーブルテレビに繋げられるようにします。取り付けることでいろいろなサービスが受けられたり、機能が追加されたりするものをイメージすればよいでしょう。
デジタルサイネージのSTBとは?
STBとはセットトップボックスの略称です。テレビに設置し、インターネットやケーブルテレビに繋げられるようにします。取り付けることでいろいろなサービスが受けられたり、機能が追加されたりするものをイメージすればよいでしょう。
デジタルサイネージのSTBはディスプレイに接続することで、コンテンツ配信を可能にするものです。コンテンツの再生ができる機器はパソコン、USBメモリーなど様々な種類があります。STBもそのなかの1つと考えればよいでしょう。デジタルサイネージはSTBが必要なものと、そうでないものに分かれています。よって、STBが必ずしも必要というわけではないのです。
パソコンではなくSTBを使うメリット
コンパクトで操作が簡単
コンテンツを流すのはSTBではなくパソコンでも可能です。あえて、STBを使うことに疑問を抱く人もいるかもしれません。STBはデジタルサイネージに特化しており、汎用性という意味ではパソコンより劣ります。しかし、STBならではのメリットは少なくありません。たとえば、パソコンよりもコンパクトで起動が早く、操作も簡単です。STBのサイズも10cm~20cm四方のボックス型が多く、デジタルサイネージの設置でスペースが確保できない設置場所でも、問題なく設置することが可能です。
コストパフォーマンスと耐久性
STBはデジタルサイネージに特化したSTB専用の機器のため、無駄な機能がないため、機器のコストも抑えられております。また、運用のことを考えて、コンセントを直接抜くような電源のオフでも、故障しにくいよう設計されているいます。操作せずに、電源さえ入れればコンテンツが再生される仕組みも、STBならではの機能です。
表示面のレイアウト管理
ディスプレイのレイアウト管理も、STBの代表的な機能です。レイアウト設定の内容は機種によりますが、ゾーンに分割して画面上の好きな位置に表示ができるものを想像すればよいでしょう。メイン部分に動画、サブ画面に補助説明といったような表示ができるタイプもあります。スケジュール管理ができるSTBも一般的です。コンテンツを再生スケジュールで指定し、流すことができます。いつ、どのぐらいの長さで、どのコンテンツを流すかを設定しておけば、あとは自動で時間通りにコンテンツ表示を行います。
デジタルサイネージの種類
デジタルサイネージは種類によって配信の仕組みが変わってきます。この段落ではデジタルサイネージの種類について解説をしていきます。
スタンドアローン型 インターネットに接続せずに使えるデジタルサイネージはスタンドアローン型と呼ばれています。スタンドアローン型はUSBメモリーを接続して配信を行う仕組みです。STBやPCを接続できるものもありますが、いずれにせよ配信ではUSBが必要になってきます。STBを接続しない仕様のものはモニター単体で動作するため、映像の表現力が乏しくなる点がデメリットです。専用のSTBによる制御を行えば、多彩なコンテンツを表示できるでしょう。
スタンドアローン型は誰でも簡単に運用できる手軽さと、値段の安さが魅力です。ただし、使用する頻度が高い場合や、複数店舗で同時に運用管理する場合では、次に紹介するネットワーク型の方が適しています。
ネットワーク型 ネットワーク型のデジタルサイネージはインターネットを経由してデジタル配信を実行できます。STBやPCに対応した仕様のタイプでは、ディスプレイを接続後、専用アプリケーションを利用し、LANを用いて運営するのが一般的です。複数のデジタルサイネージの配信管理を1台のPCで行えます。複数台運用のときや、更新が頻繁だと感じた場合はネットワーク型がおすすめです。
インターネット上のコンテンツをリアルタイムで表示させたり、任意のタイミングでサーバーから映像を切り替えたりできるのもメリットです。しかし、便利な分、費用が高くなることは認識しておきましょう。ネットワーク回線のメンテナンス作業が発生するのもネックです。
デジタルサイネージにはそもそも何が必要なのか?
インターネットに接続せずに使えるデジタルサイネージはスタンドアローン型と呼ばれています。スタンドアローン型はUSBメモリーを接続して配信を行う仕組みです。STBやPCを接続できるものもありますが、いずれにせよ配信ではUSBが必要になってきます。STBを接続しない仕様のものはモニター単体で動作するため、映像の表現力が乏しくなる点がデメリットです。専用のSTBによる制御を行えば、多彩なコンテンツを表示できるでしょう。
スタンドアローン型は誰でも簡単に運用できる手軽さと、値段の安さが魅力です。ただし、使用する頻度が高い場合や、複数店舗で同時に運用管理する場合では、次に紹介するネットワーク型の方が適しています。
ネットワーク型のデジタルサイネージはインターネットを経由してデジタル配信を実行できます。STBやPCに対応した仕様のタイプでは、ディスプレイを接続後、専用アプリケーションを利用し、LANを用いて運営するのが一般的です。複数のデジタルサイネージの配信管理を1台のPCで行えます。複数台運用のときや、更新が頻繁だと感じた場合はネットワーク型がおすすめです。
インターネット上のコンテンツをリアルタイムで表示させたり、任意のタイミングでサーバーから映像を切り替えたりできるのもメリットです。しかし、便利な分、費用が高くなることは認識しておきましょう。ネットワーク回線のメンテナンス作業が発生するのもネックです。
デジタルサイネージにはそもそも何が必要なのか?
デジタルサイネージの運用はSTBだけではできません。この段落ではSTB以外で、デジタルサイネージの運用に必要なものを紹介していきます。
ディスプレイ
コンテンツを配信するには、ディスプレイが必要です。設置する場所や目的によって、購入すべきサイズや性能は異なってくるでしょう。よくわからないようであれば、専門業者に相談するようにしましょう。近年は、さまざまな種類のディスプレイがリリースされています。例えば、窓際に設置するのであれば、自然光を遮らない透過型フィルム式LEDビジョンが便利です。
筐体(きょうたい)
屋外にデジタルサイネージを設置するのであれば、筐体を用意しなくてはなりません。筐体は雨風からモニターやSTBを守る役割を担います。設置環境の事前調査を行い、耐性がどれぐらい必要なのかはチェックしておくようにしましょう。防水、防塵には規格が決められています。また、屋外では気温の変化があるので、温度センサーやファンの準備もしておくべきです。筐体内の温度が上昇すると、ディスプレイやSTBの劣化が進みやすくなり、故障の原因となります。筐体は最初からディスプレイなどとセットになっている既製品を導入するのがお手軽です。しかし、環境によっては特注で制作したものを用意したほうがよい場合もあるでしょう。
ネットワーク環境 設置環境やデジタルサイネージの種類に合わせて、ネット環境を用意するようにしましょう。有線LAN、無線Wi-Fi、モバイルルーターなどの対応が想定されます。また、回線速度やデータ通信量がどの程度必要になるかは配信コンテンツによって変わってきます。
ソフトウェア(DiSiクラウド)
設置環境やデジタルサイネージの種類に合わせて、ネット環境を用意するようにしましょう。有線LAN、無線Wi-Fi、モバイルルーターなどの対応が想定されます。また、回線速度やデータ通信量がどの程度必要になるかは配信コンテンツによって変わってきます。
ネットワーク型のデジタルサイネージではソフトウェアが必要になります。ソフトウェアを使い、コンテンツの登録やスケジュールの管理を行いましょう。
アビックスでご案内しているデジタルサイネージにおける自社開発のクラウド型映像配信ソフト(CMS)、DiSiクラウド。ID・PW管理でパソコンや場所を選ばず簡単にコンテンツの再生が行えます。
お客様所有のPCからWEBブラウザ内で、映像へのテキスト入力やスケジューリングを行い、各放映ビジョンに接続されているセットトップボックス(STB)へネットワーク送信が可能。パソコン1台であらゆる業種にフィットしたオリジナルコンテンツを配信することができます。
配信コンテンツ
デジタルサイネージは画像や動画など、配信用のコンテンツが必要です。コンテンツはターゲットや目的を明確にしたうえで、作成しなくてはなりません。誰に、どこでアピールするのかをよく考えることが大切です。性別、世代、商品の価格帯などの要素によって適切なコンテンツの内容は大きく変わります。
また、ディスプレイの画像サイズ、設置場所についても検討してください。例えば視力が悪い高齢者を対象としているのであれば、大きな画像サイズが望ましいでしょう。設置場所が騒がしい場所であれば、小さな音声ではかき消されてしまいます。コンテンツの表示時間も大切な要素のひとつです。すぐに人が通り過ぎる場所であれば、インパクトやわかりやすさが問われます。比較的ゆっくりと滞在する場所であれば、テキストによる説明を増やしてみてもよいでしょう。
さまざまな要因を考慮しなければ最適なコンテンツ配信はできません。鮮明な映像を大画面で見せたいときには、高いクオリティが求められます。そのようなケースでは、デジタルサイネージの専門業者に依頼するのもひとつの手段といえるでしょう。
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8.画面比率
9.「風景化」 させない (運営が重要)
10.排熱・塩害対策
11.メンテナンス
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