デジタルサイネージの映像制作はどうすればいい?制作のポイント

2019.11.30

広報活動としてデジタルサイネージ導入を検討していたり、実際に準備している人で、どのような映像を流すべきか悩んでいるケースは多いでしょう。デジタルサイネージというツールの特性を踏まえて映像コンテンツを制作することが重要です。この記事では、実際にサイネージの映像コンテンツを作るときのポイントを解説していきます。

目次

デジタルサイネージの良さ

そもそもデジタルサイネージとは、広告映像などを流すために作られたLEDや液晶のディスプレイを指す言葉です。公共交通機関や人の多い通りなどに設置され、商品や場所のPRに使われます。基本的にポスターや看板と果たす役割は変わりません。ただし、映像コンテンツの力で、よりインパクトのある視覚情報を提供できます。通行人の目に留まりやすく、関心を集めることができるので支持を受けている広告ツールです。

デジタルサイネージ映像の特徴

デジタルサイネージの映像は、訴求相手に対して「接触時間が短い」という特徴があります。デジタルサイネージの映像は、商品や場所に興味を抱いているわけではない通行人に訴えかけます。そのため、相手がじっくり映像を見てくれるとは限りません。むしろ、その人が歩いているときの視界に入ってくる程度のケースが大半です。サイネージのサイズや設置場所にもよるものの、原則的には5~10秒で通行人の心をつかまなくてはなりません。

たとえば、映像とテキストのバランスを考えるなどの工夫は必須です。最初は映像によって衝撃を与え、通行人にPR内容を認識させます。次に、テキストによって施設名や商品名といった詳細を伝えます。ただ、これらのクオリティ、バランス感覚を調整するのは難しく、良質のコンテンツを生み出せず悩んでいる人は多くなっています。

デジタルサイネージの映像制作のポイント

さまざまな注意点を押さえなければ、通行人の目を引く映像コンテンツを作成することはできません。単に面白い映像を作るだけでなく、ニーズやシチュエーションに合った内容に仕上げることが求められます。以下、デジタルサイネージ向け映像制作のポイントです。

訴求ポイントが伝わる動画をつくる

短時間勝負のデジタルサイネージ映像は、通行人に強烈な印象を残すことが大事です。ただ、インパクトだけを優先して商品や場所をしっかり訴求できないようでは効果は期待できません。売上アップなど、サイネージを導入した目的を果たせるよう意識して映像を用意しなければなりません。肝心なのは、必要情報を確実に「伝える」ことです。具体的には、高い確率で通行人の目に入り確実に読み取れるテキストで構成するなど、工夫を徹底します。通りすがりの人でも思わず視線を向けてしまうような映像を作り上げましょう。

設置場所を意識する

サイネージを置く場所によって、流すべき映像コンテンツの内容は変わってきます。設置場所のムードに映像を合わせることも重要なポイントです。オシャレな通りならポップな映像にするなど、場に溶け込む空間デザインを目指します。あるいは、若者向けの映像、高齢者向けの映像など、通りがかる視聴者層に焦点を当てて制作する方法もあります。

また、音の処理も気をつけたい部分です。せっかく音にこだわったとしても、騒々しい通りならはっきり聞き取れないことは珍しくありません。そして、視聴者側のシチュエーションも鍵となります。店頭の大画面ディスプレイなら、不特定多数の通行人が歩きながら目をやるでしょう。一方、電車やタクシー内の小型ディスプレイなら、限られた人が時間をかけて視聴します。シチュエーションが違えば、映像に求められる手法も異なってくるのです。

商品とターゲットに合わせる

デジタルサイネージにおける「良質の映像コンテンツ」の内容は、ターゲット層によるといえます。どの層に何の商品を訴求するかで、映像に込めるべき要素は変わってくるからです。たとえば、最新の技術を用いたハイクオリティ映像なら、流行に敏感な若者の心をつかめます。しかし、それほどトレンドに関心のない層を狙うなら、シンプルで見やすいアニメーションのほうが効果的になることも珍しくありません。商品そのものの仕様も、映像の方向性を決定づける要素となります。ターゲットと商品の組み合わせによって、映像も柔軟に対応させていくことが大切です。

ブランディング目的ならクオリティに妥協しない

デジタルサイネージの映像はディスプレイの進化によって鮮明さを増してきました。高解像度を実現しているので、映像の細部まではっきりと視聴者に届きます。逆にいえば、映像の不具合点でさえも必要以上に目立ってしまう傾向にあるのです。妥協した映像を流していると、かえってターゲット層が離れていく可能性も高まります。特に、ブランディング目的で映像を作るならクオリティを上げることが必須です。デジタルサイネージがマス媒体であると強く意識しましょう。どれだけ多くの人に見られてもマイナスプロモーションにならないよう、プロに映像制作を依頼するのも選択肢のひとつです。

多言語対応をしておく

商品や場所によっては、外国人の視聴者にも対応しなくてはなりません。たとえば、外国人観光客は日本の都市部において、積極的な消費行動を起こすことがあります。デジタルサイネージによって外国人の購入意欲を煽るのも重要な宣伝戦略です。そのためには、外国語字幕をつけるなどの多言語対応を施しておくことが肝心です。特に、外国人が集まりやすい観光施設、免税店の周辺にデジタルサイネージを出すときは、多言語対応の映像コンテンツで集客力を高めることが期待できます。

縦型・横型 2サイズの制作を意識する

デジタルサイネージの場合、テレビのように放映するディスプレイがすべて横型とは限りません。横型でも、16-9以外の比率である場合が多くあります。そのため、映像制作を依頼する際には映像比率を確認したうえで制作に入りましょう。また、縦型・横型の両方がある場合は、それぞれの比率に調整し、中身のレイアウトもそれに応じて変更した映像を用意することを推奨いたします。

プロに任せる際の映像制作フロー

まずは「無料相談」をするところから始まります。気になる映像制作会社に連絡すると、オフィスまで担当者が足を運んでくれる場合があります。その際に、映像に求めている内容や予算などを相談可能です。デジタルサイネージに詳しくなくても、プロのヒアリングによって目的やターゲット層を引き出してもらえます。次に、制作会社からの「企画案と見積り」を待ちましょう。ヒアリング内容をベースにして、最適のアイデアを提案してくれます。映像の絵コンテを見せてくれるなど、企業にとってイメージしやすい説明をしてもらえるでしょう。

企画と費用に納得できたなら、正式に「発注」をしましょう。その後、映像制作会社がスタッフやロケ先を手配し始めます。専門の技師たちが撮影から編集、CGやテロップ制作などを進めていきます。そして、納期までに求められている映像を完成させてくれるのです。その後、クライアントの「確認」があり、必要に応じて映像を調整していきます。満足できるクオリティになったところで「納品」され、サイネージに映像を流せる状態となります。

デジタルサイネージ販売と映像制作の両方を扱う会社も

まだデジタルサイネージを用意しておらず、検討中の人や企業はプロフェッショナルに相談してみましょう。サイネージの販売から映像制作までを一貫して担っている企業と話すのが得策です。その中でも、「アビックス株式会社」はデジタルサイネージに関する事業を幅広く手掛けてきました。サイネージ販売、映像制作のほか、SNS向けの広告やドローン撮影も請け負っています。導入実績として、大型商業施設からスポーツスタジアム、飲食店など、幅広い業種が挙げられます。いずれも、クライアントの環境、商品に応じた宣伝効果の高い企画を柔軟に実現させてきました。依頼主にデジタルサイネージの知識が備わっていない場合にも、ぴったりの活用方法を引き出してくれる企業です。