大迫力の3Dサイネージ!海外・国内の事例、裸眼立体視の未来

公開日 :2021/12/08 | 最終更新日 :2024/01/12

3Dサイネージは、TVやYouTubeなどでも取り上げられ話題となった新たな広告技術の一つ。存在は知っているけれど、どういった効果があるのかなど、まだ知らない方も多いことでしょう。今回は、大迫力の3Dサイネージ!海外・国内の事例、裸眼立体視の未来。について紹介します。


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話題の3Dサイネージをご存じですか?

最近、東京の新宿・渋谷など都心部では目にする機会が増え、通行人を足止めさせてしまう大迫力な広告塔を知っていますか?その名も3Dサイネージ。
新たな広告塔として活躍することが期待される3Dサイネージがどのような仕組みか、紹介していきます。

3Dサイネージとは?

3Dサイネージとは、LEDビジョンなどのディスプレイ表示領域に余白を持たせることで、画面からはみ出しているように見せる映像技術になります。映像を歪ませたりするなど、計算して制作する映像により、人の視覚に錯覚を起こさせ裸眼であっても立体感のある映像を見せることが可能となります。
そのため、VRのようなメガネを装着せずとも、目の前に3D映像を浮かび上がらせ、多くの人の目に触れさせられます。3Dアニメーション動画など立体的な動画を屋外でも表現させられるので、平面的な広告よりも注目されやすい広告塔として期待されています。

3Dサイネージの特徴

通常の平面的なディスプレイとは違い、映像を3Dに見せることができるため、大きなビジョンで映像を流せば躍動感のある大迫力な印象。小型であれば車や家など立体感のある3Dモデリングが完成するため活用の幅が広がり、サンプルのリアル模型を作成する時間などが軽減します。
デジタルサイネージという技術は、一般的に周知されつつありますが、3Dサイネージは最先端技術でもあり、今後さらに飛躍していくことが予測されています。

注目度が高まる3Dサイネージ

クリエイティブな演出は街角などで信号待ちをする人の目にも付きやすく、企業アピールや集客効果を与えられます。また、真新しさを感じさせる3Dサイネージ広告が投影されるビジョンには、通常のCMも流れていることもあるため、そういった3D映像以外のCMにも影響を与えることもあり、多くの企業へのブランディング効果をもたらすと考えられています。

YouTubeやTikTokなどの動画やSNS投稿、テレビや雑誌といった媒体で紹介されることも企業にとっての付加価値だと言えます。現代的なデジタルマーケティング戦略としての幅を広げることができるでしょう。

3Dサイネージ、海外ではこんな事例があります

海外でも、3Dサイネージは注目を集めており、中国・韓国でもそのド迫力なサイネージは、人目を惹くものとなっています。

その中でも、韓国の江南地区のビル、四川省の成都市に設置された3Dサイネージは、ひと際目立ちコロナ禍であっても観光スポットになるほど注目を集めています。

デジタルアートの制作会社d strictが手がけるサイネージ

韓国のデジタルアートの制作会社d strictが手掛けた3Dサイネージです。囲まれた空間に大きな波が打ち寄せるなど、その映像美に驚かされるのはもちろんですが映像クリエーターの腕の見せどころでもあったのでしょう。3Dサイネージは広告である一方で、クリエーター・アートディレクターの想像を具現化するための道具でもあります。

中国成都市のビル壁面デジタルサイネージ

平面のディスプレイでも3D投影は可能ですが、L字に設置されたディスプレイを「箱」に見立てることによって、より立体的な映像を演出することができます。そして、中国成都市の飛び出す宇宙船などの映像は、画面からはみ出ているような演出で、迫力のある3Dサイネージとなっております。

3Dサイネージの技術はクリエーターを育てる

3Dサイネージの技術は、企業コンセプトをアピールする事のできるアイテムとしてだけでなく、クリエーターを育てる場でもあります。

立体的な情報を視覚で楽しませるためには、クリエーターの質も重要視されると言えます。そのため、今後は有名クリエーターが3Dサイネージをキャンパスとして、無限の可能性を秘めた作品を制作し、公開されることが増えていくことでしょう。

裸眼立体視の未来

現在の裸眼立体視は、広告塔としての役割が多いこともあり、実用性に関して言えば、企業の活用がメインと考えられています。しかし、この技術を一般化するために既に技術開発を進めている企業があります。それがGoogleです。

Googleが発表した「Project Starline」

Project Starline

Googleが新たなオンラインコミュニケーションシステム「Project Starline」を発表したのは、コロナ禍の真っ只中にある2021年5月の事でした。

Project Starlineは、モニターの前にいる人と、離れた場所に暮らす人とを繋ぐテレビ電話のような役割を持つものでした。LINEやSkypeにZoomに慣れた人でも驚くような技術です。

なぜなら、裸眼のままで、遠く離れた人があたかも自分自身の前に存在しているかの様な錯覚を起こさせる技術となっています。

裸眼立体視と呼ばれる技術は、3Dモニターを隔てることにより、遠く離れて会話する人が目の前に実在するような立体を生み出してくれます。これは、コロナ禍で実家へ帰省できないなど、不遇の事態においても目の前で動く孫の成長を確認でき、触れられないけれど目の前にいるという実体の精度を向上させたコミュニケーションツールと呼べます。

ビックデータを扱えるようになった現代だからこそ、ネットワーク通信や情報処理の能力も向上し、高精細なカメラとProject Starlineのために開発された深度センサーを用いて、細かな表情を構築、リアルタイムで3Dモデルを作成し発信することが可能となったのです。

これらの技術は、まだ開発段階であり、Google社など限られた環境でしか利用できない状況となっていますが、ベースが完成しているため、今後は精度をさらに実用レベルに落とし込み手元に届くまでは、そう遠い話ではないでしょう。

アビックスが手掛けた渋谷の3Dサイネージ

東京都渋谷区のテンワス株式会社様が運営する賃貸ビル「ハビウル渋谷」のLEDビジョンにて「サイバービジョン」を採用いただきました。

こちらで投影するのは、3D犬「ハビウルくん」。
ハビウルくんが画面上を動き回り、キャラクターの愛らしさを伝えるだけでなく、LEDビジョンに流れるコマーシャルの価値を高める効果を生み出しています。

また、サイネージを利用する場合には、戦略も重要です。
今回の東京・渋谷という若者文化の発信地において、デジタルビジョンは無数に設置されていることもあり、ただ単にデジタルサイネージを活用するだけでは、他の広告に溶け込んでしまうと考え、3Dサイネージを活用することで差別化を図っています。

デジタルサイネージにおける差別化の重要性

広告は人の目に付かなければ集客効果や収益にブランディング効果は望めません。デジタルサイネージの活用は、人が便利に扱えるといったメリットがあります。しかし、広告を発信するということを考えるとコンバージョンに至らない広告は、無駄な費用になり兼ねません。

その無駄を解消するためには、差別化が重要でもあるのです。
今回紹介している3Dサイネージもその一つ。周りと違う印象を与え、街に溶け込むのではなく街で映えるにしなければ、費用対効果を得ることは難しくなります。

まとめ

今回ご紹介しました3Dサイネージは、現代の広告として最先端技術が踏襲されています。
企業PRの差別化を図り、人の目に止まる広告として集客率アップや企業ブランディングの期待に応えてくれる広告塔となってくれることでしょう。

LEDビジョンの設置のご相談、3Dサイネージのコンテンツ制作のご相談は、アビックスにお問い合わせください。

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